コスタリカ サンタルシア

甘みを加えるハニー仕立て

エリア ウエストバレー
標 高 1,700m
品 種 カトゥーラ、カトゥアイ他
精 選 パルプドナチュラル
味わい
コメント
明るく爽やかな香り、シャンパンのような軽やかな酸味と甘み

農園トピックス

サンタルシア農園があるウエストバレーエリアは、コスタリカのスペシャルティコーヒーの有名な生産エリアのひとつ。そのエリアの中でも標高約1,700mの高地にある同農園は、安定した雨量と寒暖差、そして火山性土壌というコーヒー生産に恵まれた環境にあります。

厳しい自然環境の中で、ゆっくりと成熟し収穫されたコーヒーチェリーは、収穫後、農園に隣接する精選所に運ばれ、まず果皮と果肉を取り除かれます。その際、ミューシレージ(ぬめり)を残しつつ、ゆっくり乾燥させる“ハニープロセス(ハニー仕立て)”処理をしています。ミューシレージを50%程度残し、まずパティオに広げ、乾燥させます。その後、傾斜地に設置された高床の網状のベッドの上に移動させ、ゆっくりと乾燥を仕上げていきます。このミューシレージは非常にベトベトするため、ムラなく乾燥させるためには、豆を広げることに細心の注意と手間を要します。また、エルサル精選所の乾燥場は、屋根に覆われているため、より乾燥に時間がかかります。スロードライと呼ばれるこの方法によって、コーヒー豆に甘みを持たせます。

コスタリカで生まれたこの“ハニープロセス”。いまではコスタリカ以外の生産地でも行われるようになりました。

自然に囲まれたサンタルシア農園。農園主のリカルドさんは、コーヒー栽培を続けていける環境を保全するために、化学肥料や農薬を使用せず、微生物の活用など自然との共生していくことに栽培に関わるスタッフや家族と一緒になって取り組んでいます。農園名は、リカルド氏の長女ルシアから取ったという話からも一家の堅い結びつきを感じることができます。

エルサル精選所

収穫されたコーヒーチェリーは、サンタルシア農園に隣接するエルサル精選所に運ばれ、精選されます。このエルサル精選所は、サンタルシア農園主のリカルドさん、同じく近隣でコーヒー生産を行っているマーヴィンさん、そしてフェリペ ロドリゲスさんの三人によって2003年に建設されました。品質の高いスペシャルティコーヒー生産にとって、農園と精選所の距離が近いことは、迅速な精選処理を行うためにとても重要なことであると考えられています。しかし、精選所を運営するためには、莫大な費用とスキルを必要とします。そこで彼らは、これまで離れた場所で精選を行っていた近隣の小規模生産者が高品質のコーヒーが生産できるよう、精選所のサービスを提供することにも取り組むようになりました。