ブルーマウンテン No.1 OGAWA PLOT
ハリケーンを乗り越え『勝ち残った』コーヒー

エリア | セントトーマス |
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標 高 | 1,350〜1,450m![]() |
品 種 | ティピカ![]() |
精 選 | ウォッシュド![]() |
味わい コメント |
バタートーストのような芳ばしい香り、メロンのような酸味と甘さ、クリアな後味を活かした味わいに仕上げました。 |

農園トピックス
ジャマイカ東部、山腹に青みがかった輝きを与える霧にちなんで、ブルーマウンテンと名づけられた山脈。その特定の地区で生産されるコーヒーが「ブルーマウンテンコーヒー」と呼ばれる特定銘柄です。山岳の変わりやすい天候、吹き付ける強い風などの厳しい条件の中で、コーヒーが強く育っています。収穫後のコーヒー豆は厳しい審査を経て、品質の高いものだけがブルーマウンテンと呼ぶことが認められます。日本では古くから高い知名度を誇り、高級・高品質コーヒーの代表格として知られています。
近年大型ハリケーンの上陸による被害や病害虫による不作により、ブルーマウンテンの収穫量は最盛期の半分以下にまで落ち込んでいます。もともと収穫量が少なく希少なコーヒーでしたが、一部ロースターがブルーマウンテン配合商品を休売するほど切迫した供給状況となっていました。
《小川珈琲専用区画 OGAWA PLOT》
ブルーマウンテンの安定供給と品質向上を目指し、信頼関係を築けるパートナーと組むことが必要だと感じるようになりました。そんな中、農園の立て直しや管理のために投資し、増産体制を整えたGOLD CUP社と出会い、わたしたちの取り組みがはじまりました。
GOLD CUP社が有する圃場は、細かく区画に分かれていることから、どこで栽培するかを見極めることから始まりました。それぞれの区画で栽培したものをカッピングによって味の出来を確認。その結果、プロットナーサリーと呼ばれるエリアで収穫されたものが最も評価が高く、そこを小川珈琲専用の区画“OGAWA PLOT”と名付けました。OGAWA PLOTは、ブルーマウンテン地区の中でも最高峰に位置し、奥まった地形によって生まれる独特な気候を有しています。また直射日光がコーヒーの木に過剰に当たらないよう、シェードツリーと呼ぶ木陰をつくる樹高の高い木々が適度にあることも魅力的でした。赤いコーヒーチェリーは、ゆっくりと成熟していくことでしっかりと風味を蓄えていきます。
またOGAWA PLOTは小川珈琲専用区画という単なるブランド化だけでは終わりません。品質を深化させるために、さまざまな取り組みを進めています。微妙な成熟度の違いごとの選別することや、他国で試されている最新のコーヒー精選処理技術を導入してみるなど実験的な取り組みができることも専用区画の役割と考えています。
これまでブルーマウンテンは、そのブランドや人気に支えられてきました。OGAWA PLOTは安定供給だけでなく、さらに品質向上を図り、新しいブルーマウンテンコーヒーをお届けすることを目指していきます。